日本学術会議・育種学分科会および日本育種学会では、将来の持続的な社会の発展ために育種学はどのような貢献ができるか忌憚ない議論する場を提供するため、公開シンポジウム「地球の未来を切り拓く―育種学の役割―」を開催しています。
地球規模の気候変動による生産減少、世界的な食料需要の増大、我が国の食料自給率の低下など食糧の安定供給に対する国民の不安が高まっています。その一方で、世界中で多様なデータを活用したスマート農業に基づいた農業体系が浸透しつつあります。そこで第3回公開シンポジウムは北海道大学の野口伸教授、および株式会社HappyQualityの宮地誠氏をお招きし、「スマート農業と育種学」というテーマで開催します。第一部では両名にはスマート農業の現状と将来展望についてご講演いただき、第二部では両名を交えてスマート農業と協調しながら育種学がどのように持続的な社会の実現に貢献できるかについて議論します。皆様のご参加をお待ちしております。
「地球の未来を切り拓く ―育種学の役割―」第3回シンポジウム(PDF)
主催:日本学術会議農学委員会育種学分科会
共催:一般社団法人日本育種学会
日時 2022年9月1日(木曜日) 15:00〜17:00
開催方法 Zoom ウエビナー
参加費 無料
登録リンク https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_iDpIWwJzQ06aD2dl3EN_oA
Zoomの最大視聴人数に達し次第参加登録を締め切ります。
参加を希望される方は早めに登録してください。
*登録完了後、webinar視聴案内のメールが届きます。
<第一部>
「スマート農業の現状と将来展望」
野口 伸(北海道大学大学院農学研究院 教授)
「Data-driven agricultureによる新たな農業経営」
宮地 誠 (株式会社Happy Quality 代表取締役)
<第二部>
「パネルディスカッション」
磯部祥子(かずさDNA研)、野口伸(北海道大学)、宮地誠(株式会社Happy Quality)、江花薫子(農研機構)、有村慎一(東京大学)、坂本亘(岡山大学)
問い合わせ先 佐藤豊(国立遺伝学研究所<yusatonig.ac.jp>)
開催済
第1回シンポジウム:7月7日(木)15時-17時開催
「国際社会の中での日本農業:国連食糧農業機関(FAO)、国際貿易機関(WTO)、生物多様性条約(CBD)での議論を俯瞰して」
開催案内ページ(https://jsbreeding.jp/2022/06/03/post-605/)
第2回シンポジウム:8月5日(金)15時-17時開催
「⺠間種苗会社から見た育種学の貢献と今後への期待:アカデミアと産業界の経験から」
開催案内ページ(https://jsbreeding.jp/2022/07/11/post-627/)
経塚 淳子(日本学術会議会員・育種学分科会)
加藤 鎌司(一般社団法人・日本育種学会会長)