お知らせ

日本学術会議「未来の学術振興構想(2023年版)」に盛り込まれた日本育種学会からの提案課題について

 日本学術会議第353回幹事会(9月25日)において「学術の中長期研究戦略」の提言「未来の学術振興構想(2023年版)」が承認され,下記に詳細が掲載されました.
https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/kohyo-25-t353-3.html

 育種学会では,他分野との連携により実現可能となる学際的研究課題を提案すべく,昨年10月に「育種学が挑むべき10大チャレンジ」のアイデア募集を行い,その結果を踏まえて「顧みられない未利用種(NUS)の遺伝的改良に基づく持続可能な agro-ecosystem の確立」(NUS: neglected and underutilized species)という研究課題を提案し,学術会議での検討を経て採択されました.詳細は上記サイトでご覧いただけますが,育種学会から提案した課題の番号はNo.22で,グランドビジョン④:地球の生命環境と食料供給を持続させるための学術創生,およびグランドビジョン⑬:地球規模の環境危機にレジリエントな持続的社会の構築,にあてはめられています.提案課題の内容は https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-25-t353-3-22.pdf でもご覧になれます.
 本研究課題がそのまま予算措置されることがベストではありますので,会員のみなさまには,機会を捉えてアピールしていただければと考えています.また,本提案にはさまざまなキーワードがはめ込まれています.会員のみなさまがそれぞれの将来構想や研究課題提案などの際に引用,活用していただけるものと考えています.
 WGグループでは学際的研究課題の立案ということで,関連学会の先生方にもご協力いただきました.WGグループでご協力いただきました下記の先生方に改めて御礼申し上げます.
岩田洋佳座長(東京大),赤木剛士(岡山大),磯部祥子(かずさDNA研究所),市橋泰範(理研),坂梨健太(京都大),田中貴(岐阜大),永野惇(龍谷大)(敬称略)