今年度も下記の通り、植物科学シンポジウム2023を開催いたします。今年度のテーマは「植物科学の食料安全保障への貢献」としており、皆様のご参加をお待ちしております。
【開催趣旨】
本シンポジウムは、我が国の植物科学研究の発展を期すために、農業・食品 産業技術総合研究機構、大学植物科学研究者ネットワーク、理化学研究所環境 資源科学研究センターおよび産業技術総合研究所が、植物科学研究情報交換の 場を提供するとともに、基礎研究から応用研究まで植物科学の最先端の情報を 広く社会に発信することを目的として合同で開催するものです。
地球温暖化、経済発展、地政学的なリスク等、食料安全保障を取り巻く環境 は大きく変わり、植物の力を引き出すことに期待が高まっています。そこで、 植物科学シンポジウム2023は「植物科学の食料安全保障への貢献」をテーマと いたしました。
今年度は農研機構が主担当となり、下記の日程で開催いたします。オンサイ ト参加は300名まで可能なハイブリッド形式での開催とします。ご参加のほ ど、よろしくお願いいたします。
【開催日時】
2023年12月4日(月) 10:00-18:00(開場9:30)
【開催場所】
東京大学弥生講堂 一条ホール (東京都文京区弥生1-1-1)
オンライン同時開催
(Zoomウェビナー。参加登録いただいた方へご案内をお送りいたします。)
【主 催】
農業・食品産業技術総合研究機構
大学植物科学研究者ネットワーク
理化学研究所環境資源科学研究センター
産業技術総合研究所
【参加費】
無料
【参加申込】
以下の参加登録フォームより、必要事項を記入してお申し込みください。
申込締切 令和5年11月20日(月)
https://prd.form.naro.go.jp/form/pub/naro06/plant_science2023
【事務局】
農研機構・植物科学シンポジウム事務局
【情報交換会について】
12月4日(月)18:10より、情報交換会を開催予定です。
会場:弥生講堂ロビー(参加費500円は当日お支払いください)
参加を希望される方は、参加登録をお願いいたします。
【プログラム】
・⾨脇光⼀(農研機構理事)
開会挨拶
・千葉⼀裕(農⼯⼤学⻑)
基調講演︓「⾷料安全保障に資する植物科学とは」
【第1部︓植物の能⼒を知り、引き出す】
・野⽥⼝理孝(京都⼤)
「接⽊で引き出される植物の多様な能⼒」
・池内桃⼦(奈良先端⼤)
「植物の驚異的な再⽣能⼒の謎を解く〜メカニズム解明から応⽤可能性まで」
・佐⽵暁⼦(九州⼤学)
「植物気候フィードバック︓BVOCによる気候調節」
・栗栖源嗣(⼤阪⼤学)
「光合成ユビキティ︓あらゆる地球環境で光合成を可能にする超分⼦構造制御」
・伊藤英⾂(産総研)
「⼟を肥やす微⽣物基盤の解明と低窒素農業への応⽤」
・藤原正幸(ヤンマー)
「⾷料⽣産における『A Sustainable Future』について」
・岡本昌憲(理研)
「乾燥と病気に強いコムギの開発」
【第2部︓植物の多様性、未利⽤資源の利⽤】
・吉橋 忠(国際農研)
「作物による硝化抑制で地球にやさしい⾷料⽣産を」
・中村友輝(理研)
「脂質機能から植物の成⻑と発⽣のしくみに迫る」
・佐藤 豊(遺伝研)
「野⽣イネの多様性を⽣かした新奇⾷料資源の開発」
・⽵島亮⾺(農研機構)
「ソバゲノムの解読―⾼精度ゲノム解読がソバの過去と未来を紡ぐ」
【第3部︓各省庁からの取組】
・榊原 均(名古屋⼤学)
閉会挨拶