一般財団法人東京顕微鏡院は、明治の細菌学者、遠山椿吉が創立し、現在は食品・環境衛生事業・公益事業を行っている財団です。
遠山椿吉賞は、公衆衛生と予防医療の領域で、人びとの危険を除き、命を守るために、先駆的かつグローバルな視点で優秀な業績をあげた個人または研究グループを顕彰し、学術向上に寄与することを目的としています。
創業者 遠山椿吉の生誕150年を記念し2008年に創設、「食と環境の科学賞」と「健康予防医療賞」の2部門あり、隔年で選考顕彰しています。
2024年度は「食と環境の科学」部門で「食品の安全」「食品の機能」「水系・食品媒介の感染症・疾患」「生活環境衛生」を重点課題とし、2024年4月1日(月)より6月30日(日)まで公募いたします。
【趣旨】
遠山椿吉賞本賞:日本の公衆衛生において優れた業績をあげて社会に貢献する研究を行った個人または研究グループを顕彰する。
山田和江賞 :遠山椿吉賞応募者のうち、40歳以下の応募者および代表者が40歳以下の応募グループ(いずれも応募年の4月1日現在)に対し、優秀な研究成果を顕彰するとともに、研究の更なる発展を奨励する目的で顕彰する。
【応募対象者】
日本を拠点に活動する個人の研究者または研究グループ
【応募対象分野(重点課題)】
・「食品の安全」「食品の機能」「水系・食品媒介の感染症・疾患」「生活環境衛生」を重点課題としました。
「食品の安全」:たとえば、食品媒介微生物、残留化学物質、天然有毒・有害物質、食品添加物、食物アレルギー、器具・容器包装などに関する調査研究やこれらの分析法の開発、食品中の放射能汚染、ゲノム編集食品(ゲノム編集技術応用食品)、新開発食品など、食品の安全に関わるものなどです。
「食品の機能」:たとえば、食品の機能性成分に関する研究や、これらの分析方法の開発などです。
「水系・食品媒介の感染症・疾患」:たとえば、飲料水や食品を介してヒトの健康に影響を及ぼす細菌、ウイルス、寄生虫、薬剤耐性菌や抗菌性物質に関するものなどです。
「生活環境衛生」:たとえば、シックハウス、アスベストやダニ、カビなど室内環境、室内の換気、大気汚染、ビル衛生、飲料水の安全性、水と感染症の問題などです。
【賞および副賞】
遠山椿吉賞本賞:賞状、記念品および副賞300万円。
山田和江賞 :賞状、記念品および副賞100万円。
【応募期間】:令和6年4月1日より6月30日(消印有効 ※郵送の場合)
詳しくは以下のHPをご覧ください。
https://www.kenko-kenbi.or.jp/koueki/koueki-chinkichi/application