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大豆を主な対象作物としたSIP3期課題「豊かな食が提供される持続可能なフードチェーンの構築」セミナーのご案内

セミナーのご案内

大豆を主な対象作物としたSIP3期課題「豊かな食が提供される持続可能なフードチェーンの構築」のセミナーの案内です。
日時 11月28日(木)(10:30~11:30)
場所 東京ビックサイト アグリビジネスフェス会場内
参加登録 https://agribiz.maff.go.jp/ より

セミナーの概要
第1部 挑戦!タンパク質の国産国消最大化 松本 英三 氏

日本の食料自給率は38%で、その向上が社会的課題です。これは飼料や大豆などの海外依存が高いことが主要因です。こうした課題を解決するため府省連携で社会実装を見据え研究開発を進めるのが戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)です。SIP「豊かな食」では海外に依存した食のフードチェーンを再構築するため【タンパク質の自給力向上を目指した技術革新】に挑戦中。本日はSIP「豊かな食」の概要と研究開発の核となる「大豆の多収性と生産性を飛躍的に向上させる技術革新」と「広大な沖合で効率的に養殖を行う技術革新」を紹介します。

第2部 タンパク質の国産国消に向けた挑戦
―国産大豆の収量1.6倍を目指す育種と栽培の技術革新― 石本 政男 氏

日本食を代表する食材、大豆、その自給率は約6%。豆腐や納豆等の食品用に限っても自給率は約23%と海外輸入に大きく依存しています。米国やブラジルなど主産国では栽培面積あたり日本の2倍以上の収量があり、食用油や飼料、バイオ燃料用に利用されています。SIP豊かな食「植物性タンパク(大豆)の育種基盤構築と栽培技術確立」では、大豆の食材としての高品質と海外品種の優れた収量性を併せ持つ品種の開発技術、それら品種の能力を発揮させ、高い生産性と持続的な生産を実現する栽培技術の開発を通じて、タンパク質の国産国消に挑戦します。

第2部 タンパク質の国産国消に向けた挑戦
―沖合への養殖適地拡大を目的とした技術革新― 齊藤 肇 氏

沖合での養殖適地を拡大しつつ生産コストを20%削減できる次世代養殖技術を開発します。SIP豊かな食「動物性タンパク質 (水産物)の次世代養殖システム構築」では、ブリを対象に沖合の波浪による生簀損傷を防ぐため大型の浮沈式生簀の利用を想定し、陸から沖合へ長距離の飼料搬送をしつつ自動給餌する技術、効率的に養殖を行うリアルタイム飼育管理システム、リファレンスゲノム(参照ゲノム配列)情報を基礎とする育種改良プラットフォームの開発、これらの技術を最適に組合せるシステム開発を通じて、タンパク質の国産国消に挑戦します。