英文誌(Breeding Science)では、毎年、テーマを選定して関連する総説や研究論文をまとめた特集号を発刊しています。
令和7年度(2025年度)は「The Current Status of Crop Improvement Using DNA Marker Technology」の特集号を編集し、各分野の研究者による7件の依頼総説および研究論文が掲載される予定です。
この度、この特集号に合わせて関連分野の一般研究論文やノートの掲載希望原稿を募集いたします。
原稿の準備に際して、下記の募集内容をご確認いただきますようお願いいたします。
締切りまで短い期間ですが、学会員の皆様からの積極的な投稿をお待ちしています。
1)ねらい
DNAマーカー選抜育種は多くの主要作物で日常的に行われ、昨今のゲノム関連技術の進展に伴ってその裾野や利用場面はさらに広がっている。本特集号では、これまでにDNAマーカー(ゲノム情報)を積極的に利用してきた主要作物について、開発された品種のインパクト、技術による効率化の実際、今後のゲノム関連技術に期待する点、などを育種現場とゲノム情報の双方を熟知した研究者によって総括する。また、海外の種苗企業による最新のゲノム育種の具体例を並べることで思想や手法の差異を共有する。そして、DNAマーカーの育種への貢献と課題を作物ごとあるいは横断的に整理して、気候変動や社会ニーズに速やかに対応するための技術基盤や協力体制を考える機会とする。これら総説と合わせてこのような要請に応えることが期待できる育種法や育種ツールに関する研究論文を受け入れる。
2)編集・発刊予定
2025年5月末 オンライン投稿システムへ原稿投稿の期限
2026年3月 76巻1号として発刊予定
3)原稿の投稿方法
電子投稿・査読システム(https://jsbreeding.jp/activity/journal/)から原稿を投稿する。
Cover letterに「特集号への掲載希望」を記載する。
通常原稿と同じ査読過程により掲載可否が審査される。
4)問い合わせ先
編集委員長 井澤毅
編集(英文誌)担当 堀清純、白澤健太
特集号担当 山本敏央